資産運用
大河ドラマ「青天を衝け」に学ぶ「投資の本質」
今年の大河ドラマは、「日本の資本主義の父」と言われる「渋沢栄一の生涯」がテーマです。
ご存じの通り、2024年に1万円札の顔になることも発表されています。
このドラマ、私ども長期投資のアドバイザーからみると「人生を豊かに過ごす」ヒントが盛りだくさんです。
私たちが生活するこの資本主義経済は、「投資」を通して、すべての人が幸せになれる仕組みであることがよくわかります。
ここ数年は、投資ブームの影響もあるのか「自分だけ儲けて逃げ切ろう」と思われる人が少なくありません。
おそらく「根」はそのような「人」ではないのでしょうが、いざ「お金」の事になると、意外と大切な事を見失いがちです。。。。。(気をつけなければと、自分自身にも言い聞かせつつ。。。)
世の中、持ちつ持たれつ、利益(お金に限らず、幸福感等)は、互いに分け合う精神が大事ですね。
このドラマ、そんなことを思い出させてくれるドラマかも知れません。
さて、栄一が、1867年のパリ万博で、資本主義の仕組みに衝撃を受けるシーンがあります。
証券取引所の様子を見て、渋澤栄一が「債券を買う?」と、フランス人に問いかける。すると、次のように説明します。
「国債」というものです。フランス政府に短期間に貸し付けるのです。預けた期間に合わせて「利子」がつき、「現金」が必要となれば、その時の「相場」で売ることができる。「社債は」同じ要領で、「会社」にお金を貸すこと。会社は、借り集めた金で「事業」をする。リスクはあるが、その金が事業の役に立つのです。
ここで、栄一は、深々と「役に立つ・・・・この金が・・・・」
「一人が嬉しいのではなく、皆が幸せになる。」
「ひとりひとりの力で、世を変えることができる。」
「これだ、俺が探しもとめてきたものは、これだ」
私も、その仕組みと考えに影響を受けた一人ですし、ファイナンシャルアドバイザーとして事業をスタートした強い「想い」の一つでもあります。
まさに、資本主義経済の仕組みは、正しく理解すると、実は、皆が幸福になるのです。 そればかりではなく、適切な投資を継続すれば、いずれ自身の資産の形成につながるようになっています。
投資は「安く買って高く売る」を極めることではなく、成長の手助けをするのです。
少しきれい事にも聞こえますが、私どもは露骨に「お金」を取り扱う仕事であることから、少々「冷ややかな」なイメージを与えていることは少なくありません。しかし、裏を返せば、お金によって「手のひらを返す人」をあらゆる場面で目の当たりにする仕事であることから、「お金の威力」を誰よりも理解していると感じています。
つまり、単なる「損得」だけではなく、常に物事の「本質」を忘れぬように心がけています。
「そこに愛はあるんかい」そんな言葉を常に心に呼びかけながら仕事をしています!笑
「青天を衝け」は、オンデマンドでもご覧になれますが、素早く考えを知るには「渋沢栄一」の有名な著書「論語と算盤」もオススメです。
今季で退任した日本ハムファイターズの栗山監督は、すべての入団選手にこの「論語と算盤」を渡し、熟読を薦めていたようです。 私も、日本ハムファイターズのYouTubeで拝見しました。あのメジャーリーガー大谷選手も熟読しているようですね。
大変役に立つと思います!お金を「増やす」「儲ける」などに執着しすぎて、良いことはありません。
この機会に、様々な「本質」を考えて見てはいかがでしょう。。。。